トレッキングポールの種類とオススメの商品




こんにちは。
山歩 de CAMP、ゆるり夫婦の嫁、ぽっこりんです。

今回は、登山時に私も愛用している「トレッキングポール」についてお伝えします。
トレッキングポールとは、山に登る時に使う杖のことです。
登り坂では前に進む力を補助してくれ、下り坂では負担のかかる膝への衝撃を和らげてくれます。
上半身のバランスが取りやすくなり、体のブレや前傾姿勢になるのを防いで、体力の消耗を軽減します。
一度使うと、手放せなくなります(笑)

それでは、トレッキングポールにはいくつか種類がありますので、ご紹介します。


トレッキングポールの種類

グリップの形

トレッキングポール握るグリップの形は、I型とT型の2種類があります。

I字型

   

I字型はグリップの形がストレートになっています。
2本1組で使う場合がほとんどで、多くの登山者がI型を使っています。

【メリット】
平坦な道では前に進む力が補助され、足元が悪い山道ではバランスをとりやすい

【デメリット】
使い方により腕が疲れてしまうことがある

・T字型

T字型は、グリップの形状がT型でグリップの上から握るタイプです。
1本で使うことが多いです。
比較的、登山道の地形の変化の少ない場所や平坦なコースを歩くのに適しています。
初心者や中高年の方、じっくり山を登ろうとする方に適しています。

【メリット】
少ない力で握れて疲れにくく、体重を乗せやすい

【デメリット】
慣れるまでは握りにくい

素材

・カーボン

軽いので腕や体への負担が軽く、重さに対して強度が優れています。
しかし1ヶ所に過度の重さや衝撃が集中すると、折れて使えなくなってしまう可能性もあります。

【メリット】
アルミより軽く、衝撃を緩和する

【デメリット】
価格が高いのに、折れやすい

・アルミ

カーボンより重いアルミですが、安価で折れにくく、安定した山歩きができます。
トレッキングポールに大きな負荷がかかっても少し曲がる程度で、曲がった部分のみ修理が可能です。

【メリット】
折れにくくて安価

【デメリット】
カーボンより重い

収納方法

・折りたたみ式

折りたたみ式は、分割されたシャフトの中にコードが入っており、折りたたむことができるタイプです。
軽くて小さくまとめられるので、登山時の荷物を軽減したい時には重宝します。
ゆるやかな低山への登山が多い方や、トレッキングポールを酷使しない方に向いています。

しかし、強度は強くないうえに、値段は高いです。

・テレスコーピング式

テレスコーピング式は、望遠鏡のように太さの異なるシャフトが連なったものです。
長さ調節がしやすいので、地形に合わせてすぐに適切な長さに変えられるのが魅力の一つです。
また強度が高いため、険しい山道での使用に適しています。

しかし、コンパクトさには欠けるので、ザックの外側に取り付けて持ち運ぶことになります。

ロック方法

・スクリューロック式

スクリューロック式は、シャフトを回して長さ調整と固定を行うタイプです。
価格は安いのに、壊れにくいのが特徴です。
しかし、力の弱い方には使いにくく、登山で体力を消耗している時には負担となることもあり、体力に自信のある方向けです。

・レバーロック式

スクリューロック式よりも簡単で、ワンタッチでロックのオンオフができるタイプです。
力がなくても、簡単に調節できるので、女性や力の弱い方におすすめです。
また、グローブをはめたままでも使いやすいため、頻繁に長さ調節を行う山での使用に最適です。

出っ張っているレバーが枝などに引っかかりやすいので、木の生い茂った場所では注意して歩くようにしましょう。

おすすめのトレッキングポール

ダバダ

ダバダのトレッキングポールは1本200gの軽量ポールが2本セットになっており、トレッキングキャップやバスケットなど、オプションパーツも揃ったセットです。
軽登山中心の方や、まずは使ってみたい方にはオススメです。
安い価格でありながらアンチショック機能も搭載されていて、機能面においても魅力的なセットです。

HAWK GEAR(ホークギア) 

軽量アルミ素材で1本の重さが約200gと非常に軽いトレッキングポールです。
値段もお手頃で、軽登山からウォーキング時のサポートとしてもおすすめです。
シャフトは分割式になっており、登山用ザックに入れて持ち運びやすくなっています。
石突キャップやバスケットも付属しているので、必要に応じて着脱や交換ができるのも嬉しいポイントです。

レキ

ポール専門メーカーLEKIは、軽さや収納性に優れています。
大きめのヘッドやカーブがどんな握り方にでもしっかりフィットして、手や手首が疲れにくい設計です。
また、上部と下部で異なるロックシステムを採用しています。
上部はレバー式なのでワンタッチでスムーズ、下部は回してロックすることで固定力がアップします。衝撃を抑えるアンチショック機能もついています。

シナノ

本格的な登山に使いたいという方に最適な、カーボンを使用したトレッキングポールです。
収納時は36cmまでコンパクトに折りたため、1本約202gという軽量モデルです。
組み立てや収納も簡単に行えるので、トレッキングポールを頻繁に使う方にはぴったり。

折りたたみ式ですが、長さ調節ができるのもポイント。価格はやや高価ですが、強度面と携帯性を考慮すれば申し分ないと言えます。

まとめ

トレッキングポールの種類とオススメの商品をご紹介しました。
トレッキングポールは、値段もピンきりなので、初心者はまずはそれほど高くないものを試してみるなどして、自分にあったトレッキングポールを使用するようにしましょう。